近藤將喬氏(元教諭)

近藤將喬さんと

近藤將喬さんと

豊田市在住の元教諭の近藤將喬さんからお礼状をいただいた。便箋二枚に渡る直筆。こちらこそ、涙の出そうなほど嬉しい。

近藤先生ありがとうございました。

思わず、眼鏡の上からテイッシュ

近藤將喬

晩冬の候、先生にはますますご健勝のことと喜び申し上げます。

先日は楽しいお話、また演芸場へ来ているような講談を聞かせていただき、ありがとうございました。『やらまいか』を面白く読ませていただいた直後ですので、「ああ、あの場面だ。今度はこの場面だ』と頷きながら聞けて最高でした。

私はゑいが喜一郎を連れて、入院中のたみに会いに行ったところが泣けて泣けて。つい、眼鏡の上からティッシュを当てたような次第です。2歳といえば、ほんとうにかわいいです。医者が「2畳ぐらい離れた方がいい」と言っていたので、ゑいは、たみに駆け寄ろうとする喜一郎を泣きながら止めたんでしょうね。

他にも泣けるところがたくさんあります。戦場で死んだ従業員の手からお守りをとるところや、身内の出征を「バンザイ」と言いながら送り出すところや、喜一郎の研究費を西川秋次がとことん出すと言ったところなど。
母親の愛情を感じ、自分も母に感謝しました。

ゑいは、喜一郎とたみと浅子の関係をうまく取り図ってきたと思います。安心して読めました。親子がちゃんとつながって(交流)いたところが。

講演会場のかに本家へ車で向かう途中、交差点に「蒲焼町」という看板がありました。この辺りが佐吉たちが苦労して頑張ったところなのだなと、感慨深かったです。

しかし、明治のころにどこにどんな会社がって、工場がどこで、ということが克明に、小説の中に書かれているので、すごいと思いました。たいへんなお仕事ですね。

私は昨年の12月22日のFDC令和紅白Xmasナイト(歯科医の今津ふみ子さん主催のクリスマス会)に出席させていただいた折、北路先生のご本をいただきました。ラッキーでした。

私、豊田市の足助地区で、教員退職後、農業をしています。トヨタプリウスに乗っていますが、車はとても性能がよく、山間地の生活必需品としています。車づくりの技術者の心意気を感じます。先生のこの本を読み、ますます、そう感じました。

ありがとうございました。
先生のますますのご活躍をご祈念申し上げます。